2014年05月21日

VOX Night Train15H MOD

Voxの小型アンプヘッド、Night Train15w Head、ひとときTiny Terrorとともに人気だったようですが、更に小さいLiitleサイズが出て家で弾く人たちはこちらにシフトしたようでココの所あまりマーケットでも見かけなくなりましたね。

確かに家で弾くとちょっとした近所迷惑w
それでいて、音量を大きくすると、ブレークが早い特性で、グスグズになってしまう…まぁEL84ですから小型アンプの中では頑張っている方だと思いますが…ちょっと持て余していた人も多いのではないでしょうか?

トーンスタック部分もBrightチャンネルのみで使用可能、Thickモードはトーンキャンセルと…中々男前な仕様なんですが…
Brightチャンネルはちょっとブライト過ぎ、Thickモードはデスメタルでもココまで歪ませないぞと言う位歪みます。

確かに、トーン調整だけではなにか独特のクセが在り、小さめのスタジオリハにちょいと持って行って使うような用途にも使えなくて持て余していた所でしたw
ヘッド・キャビ分割で使える割にはキャビネットは専用品でないとあまり良い音がしない的なディスカッションもあったりしてwww

しかし、この中途半端さがMOD精神をくすぐると言うかw
真空管交換して何とかなるレベルではない所がオモシロそうです。

【小型とは言え、プレート電圧330vある部分もありますので、決してMODを推奨しているワケではありません十分な知識と対策を身につけた人が自己責任にてチャレンジして下さい】

海外フォーラムを見漁って見ると…
MyLesPaul.comに"Some Mods for the Vox Nighttrain"と言うスレッドがありました。Special Thanks - Lyle Caldwell

参考にしたのはlyleのアイデアですので回路図のリンクはしません、自己責任で探してみて下さい。

ではオリジナル回路図…(jpegにするには大きすぎるのでpdf書類です)
Vox_Night_Train_NT15H.pdf

【作業前の基板】
1.jpg

まず回路図を見ながら整合性を確かめます。
はははw早速入力部分が間違ってますw
R23はR22ですね。新しいアンプは、基板上にいちいちシルクプリントが在り便利ですなw
作業しやすいようにマーキングして行きます。


副次的に絡み合うのでココだけを弄った所で仕方ないのですが(笑)
割とサウンドメイクのキモになりそうな部分は…
トーン回路前の250pF(C29)はFenderアンプでは一般的な数値ですが…
800Hz位を中心としたスクープを作り出す記事には『ドリーム・シアターのようなサウンドが好きなら、最大250pFキャップを薦めます』
と書いてありますが…良くわからんですw500pFだと大体500Hzのスクープ…と…
なるほどね…この人にとってドリームシアターがどんな音なのかMODで分かると言うwww

しかしMODと言うのはなんでもそうですが実際は、記事を鵜呑みにせずにどんどん参考にして自分で試してみる事が大事ですね。
とりあえず200pFをインストールしてワニグチクリップでパラレルに色んな値のコンデンサを繋いで試して自分の一番気持ちいいと思うサウンドになるまで試します。大変ですが、これがまた楽しいと思わず、人の記事だけ見て同じ事してもMODなんて大変なだけでwオモシロくも何ともないですねw
5.jpg

今回のMODの山場ですw
"Marshall emphasis" circuit って言うのが今回一番気になった所で…
アンプサウンドにギラッとした特性を持たせる為のMODって事で…
ハイパスフィルタですね、Gainポットと12AXのグリッド間に470kの抵抗とコンデンサ(これは678Hz (500pF )または721Hz ( 470pF))を置きます。なるほど〜!!オモシロいですw

ただ、問題点は基板の加工が必要と…w
IMGP1147.jpg
自分の場合はR26の横に基板裏面から表層に(基板は二面基板)シフトするランドがあったのでその部分を利用。12AX7の#2ピンに繋がるパターン部分をカット、ドリルでハンダスペースを作りそこにパラレル(並列)にした抵抗とマイカコンデンサをインストールしました。

また、V3 #1ピンから#7へと続くC22の部分にもハイパスフィルターを形成…と…ココは0.022uFと47k(1/2w)をシリーズ(直列)で…
(写真の向こう側ね)【More Gainが必要な場合は150kくらいまで大きくする事も可とありますのでここもヒアリングしてみると良いでしょう】

2.jpg
施行後お試し…(もちろんココからさらに交換したパーツがまだありますが…)
自分がオモシロいと思ったのは…C7 C23の電解コンのMODですね。
ここはエヘクタのOver Driveサーキットの歪み感をコントロールする部分、もちろんTSとランドグラフ、フルトーンも似たサーキットなのは言うまでもありませんがココで個性を出してます。アンプの場合、10uf/35vと容量も耐圧も必要なのでフィルムコンで代用出来る部分ではありませんが、飽和感のコントロールとでもいいますが…電解コンの質が良ければ良い音になるとは限らないのもオモシロい所です。わざとチープな(耐圧は守ってね)電解コンを入れてダーティにしてもオモシロいかもしれません。

後はパーツの数値を換えたり…もっとヘッドルームが欲しいのでこうしたいとか色々試してますので参考にすると良いかもしれませんね。

大事なのは【どうしたいのか?】
ココがぼやけるとパーツ屋さんが儲かるだけで大して効果がなかったりします(笑)

さて、編集後記(笑)
マトメですが…
今まではプレークするポイント、ブレークの仕方もダーティで小型アンプなんてこんなもん???って印象でしたが、ギターの入力に敏感に反応して…弦を撫でるようにすると鈴鳴りの何とも言えないクリーンサウンドに…ガッと引っ掻くと極上のオーバードライブサウンドに…
とこれはブルースにもハードロックにも使えるアンプになったぞと…

エヘクタで苦労して出す部分がこんなに簡単にでるなんてorzズルいですw
真空管アンプならでは…なんですけどねw

フォーラムでもLOWが足りねぇよ!!と言う意見がありましたが、Lyleも自分も無理にLowを出す必要は無いと考えてます。
実際、件のC7 C23のMODで幾らでもLowは出ますが…w(47uFとか笑えるw)ブレークしたようなダーテイさが残り、とても使える音にはなってませんでしたねwww

所詮EL84の小型アンプです、なぜ?Vox AC30が極上のベルトーンと言われるジリーンってクランチなのか?
6V6を使ったFender Deluxe5E3が人気なのか?考えてみればこれがギターサウンドとして自然と言う事に他ならないからですね。

大切な事ですので前述してますが再度警告。
小型アンプとは言え、プレート電圧330vと高圧部分もありますので、十分な対策と知識を身につけた人のみチャレンジしてみて下さいね。
そして…多忙で面倒くさがりなボクの代わりにボクのアンプをMODシテクダサイ←そこ?w
posted by シュウ at 12:47| Comment(4) | TrackBack(0) | VOX NIGHT RAIN 15Head NT-15H MOD

Expertment tone MOD(by Weber amp)

Middle足して何となく音作りの幅が広がったTweed 5E5a。

weberさんのサイトのディスカッションにて5E7 TMBコントロールのアンプ回路のインバータ部にコンデンサをアースに落とすMODをしているのを見つけた。
"Expertmemt with this value for best tone"と…書いてあります。
場所は分かったので今度は数値ですな…
(回路図には既に入ってますがwww)
5e5a_schem.jpg

白丸で囲ってある部分のコンデンサを足すだけなんだけなんすケドねw
IMGP1122.jpg

ワニ口クリップで挟み込んでコンデンサを付けながらヒアリングしつつ0.1uf 0.047uf 0.01ufを試す。
(近くに電解コンがあるので怖いです)
結果的に回路図の数値に…

とりあえずTWEED 5E5a Pro ampに関してはこんな感じで暫く使ってみよう。
posted by シュウ at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | TWEED 5E5A Pro Amp製作&MOD

2014年05月13日

Middle コントロール増設

暫くJBL D130で早い音に慣れ…てませんがw

JBLの15inchスピーカーにする事に寄って、かなりハイの出方もハンパなくなっていたのでこのまま満足…
と思いきや…

5E5aのトーンスタック部分ってダンカンHP(PUメーカーではありませんよ)のトーンスタック計算機でミッドがそのままグランドに落とされてドンシャリになっているんだなぁ…

ナンテいつか何処かで思ったんですが…
5E7 Bandmasterの回路図を見るとTreble・bass・Middleコントロール仕様の物も在ったりして(通常Treble Bass Presenceの3コントロール)代わりにPresenceが無い。

オモシロいので、例の計算機で数値を入力してシュミレートしてみると…
こんな感じになると…
一番下の谷型のグリーン線がノーマル状態の5E5a。そしてMiddleコントロールを付け、ツマミをセンターにした状態が真ん中のグリーン線。
一番上のピンク線はMiddleを10にした状態(つまりグランドに落とさない状態)
FENDER 5E5AMID のコピー.jpg

それでは…回路図…
before mod.jpg
ノーマル状態の5E5aやミッドコントロールの無い時期(ツイード期)のツインアンプなどは皆こういう感じ…

after-mod.jpg
ミッドコントロールはこんな感じで100kの可変抵抗を入れれば良い。

それにしても、問題はこのポットの置き場です(笑)
スピーカージャックが2個あるので、一個をツブしてソコに入れてみます。実際エクステンションキャビがあったらったで良いのですが、12inch×2個のキャビと15ichスピーカー同時に鳴らす…なんてのもオモシロいですが、実際爆音過ぎると思います…(笑)第一今の状態でかなりの重量ですw
IMGP1077.jpg
こんな感じで配線を引き回し…どーなんでしょうね?wハム拾ったりしないんでしょうか?
ダメだったら他を考えるしか無いですが…とりあえずココにしますw

IMGP1078.jpg
非常に使いづらそうですが…まぁそんなに弄る訳ではないのでこれでヨシとします。
音出しチェックしましたが特にノイズが大きくなったとかは感じませんでした。後日オシロスコープ等でもチェックしてみます。

未だ、これだけではフラットすぎるので…今度はトーンスタックの帯域を決めます。
カンで決めても良いのですが、ちゃんとコンデンサとカット帯域の計算をして決めてみましょう。
実際こう言う物は、不確定要素が多いので、出音は計算通りには行きませんのでwワニ口でコンデンサ挟んで…なんですけどねw←このアナログ感がたまらないw

目指すは、これぞモダンツイードトーン←どんなのよwww

今日の所はココまで…w
posted by シュウ at 19:21| Comment(2) | TrackBack(0) | TWEED 5E5A Pro Amp製作&MOD

2014年05月09日

Guyatone FLIP GA1000 MKII

facebookが楽でw重複しちゃうし中々ブログネタのようなまとまったネタも少なくなっちゃいますね…

ひょんな縁でGUYATONE FLIP GA1000 MKIIが転がり込んできましたw
東京サウンドも解散しましたし、まぁこの辺りの機材は要メンテとなってもワケ分からない人にとっては使い続けるのも難しいのかもしれませんね…

まぁMARSHALL LEAD12だと小音量だとJCM800のようなチョリチョリサウンドですし、ココは一つニュートラルなアンプでも…
と思っていた所、友人から5000円で買い取りましたw(タダってのもねぇw)
コイツの100wのスタックアンプは高校生の頃使ってましたねぇw中々音も良くてまだ実家に在りますねwww

1980年 ( 昭和55年 )製造とあり、まぁずいぶん経っているんですねw30年…汗

スピーカーはアルミドームのレスポンスが良さそうな物が入ってますが、コーン紙が破れているし…電源は入るものの音は出ない…(笑)
良い修理ネタになりそうですw

早速分解&中身を…
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さすがにフルオリジナル(笑)
電源関係はヤバそうですねwww電解コンデンサ…こ、これは…役に立っているのか?(笑)分かりませんw

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真空管は6L6ですね。30w動作なのでやはりですね…
Guyaで選定して販売していたのかな? 西ドイツ製…wそう言えばドイツって東西分かれてましたね。時間ってスゴいなw
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さすがにゲッターも減って減って…中身が見やすいですね(爆)

IMGP1050.jpg
フロントパネルに固定されている基板をひっくり返すとこんな感じでパーツが見えます。
うわーwエフェクターですねw
この辺りは幾らでも弄れそうです。

とりあえず電源関連のパーツを交換して…音が出る状態にしてからモデファイをして行きたいと思いますw
posted by シュウ at 13:33| Comment(3) | TrackBack(0) | Guyatone FLIP GA-1000MK2

2014年01月31日

GUITAR CRUSEIDER(宮原学(Vo.G )・Ichiro(Vo.G )・原田喧太(Vo.G )・村上ポンタ秀一(Ds)吉田健(B)) LIVE!!

今回は、ギターマン←もうキッズとは…orzっ
大喜びのGUITAR CRUSADERSライブの応援に渋谷O-EASTまで行ってきました。
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というのも今月発売された、宮原学さんの15年ぶりのソロアルバムのレコーディング…
チョットだけSWLもお手伝いしているのです。
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しっかりクレジットも…
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ずいぶん前に良いなぁと聴いたWithout Youでリミックスとは言え、まさか自分のエヘクタが使われるとは…汗


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こちらのBOOSKER君(現在は意匠が変わってますちょっと大型の125Bケース&ハンマートーン塗装に変更詳しくはFacebookページにて…)、宮原アニキが気に入って使ってくれて…今回のライブの足下でも活躍してくれたのです。

ニューアルバムのご購入・ライブ・最新情報はこちら

BOOSKERはクリップが無い純粋なブースターでして…
ギターの美味しい帯域をグッと前に出してやるアタッチメント、ギターをよりギターらしく唸らせる為のブースターですね。


posted by シュウ at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ライヴ観戦

2014年01月05日

あけましておめでとうございます。

皆様明けましておめでとうございます。

旧年中は本業の開発ごとも多く、Facebookページに近況をアップし始めてからこちらはおろそかになっちゃってますが…w
Facebookページはこちらです。
新作情報などのお知らせはこちらを「良いね」していただければ幸いです。
個人ページの申請もウェルカムです!!

まずお知らせ…
敬愛なる宮原学アニキが弊社BOOSKERを15年ぶりの2014年1月15日リリース【#2245】のレコーディングにて使用。
(iTune Storeでは既に配信開始してます)
【宮原学Official Site】

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渋谷タワーレコードにてインストアイベント!!
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そして…1月後半はThe Guitar Crusadersでの神戸、名古屋、東京ツアー(東京は1/29渋谷O-EAST)でも使用!!
The Guitar Crusadersプロモカッコいいです!!↓



さらに…
弊社エフェクターを試奏出来る唯一のショップ、ギロッポンの【東京エフェクター】さんにて…

2014年新春企画「Sound Wave Lab初売り祭り」開催!!

であります!!
ウチの製品の場合、殆どがリミテッド品ばかりなんですが…レギュラーで購入出来るもの、東京エフェクター限定製品等が購入可能です。

軽くサワりとリンクだけでも紹介して行きますと…w
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シリコンファズ【カナ文字】Motolora BC109 限定品 リンクはこちら
Labらしく説明しますと…ちょっと前まではゲルマニウムトランジスタのFuzzfaceがもてはやされてきましたが、これはこれで良いんですが…Jimiの70年代の音源等を聞くと多分違和感を覚える方が多いと思います。もちろん開発当初はゲルマで作られたFuzzfaceですが、革新的な機材を好んだJimiがわざわざ安定しない機材をずっと使い続けたとは考えずらいですね。

また、jimiがFuzzfaceのゲルマ・シリコンをどの時期でスイッチしたのかは定かではありませんが…
もちろん1968年のあのイベントで使用していたのは間違いなくゲルマFuzzfaceに間違えありません。

しかし、後期のライブ音源に置ける16ビートカッティングやリフの切れの良いサウンドは間違いなくシリコンFuzzfaceでしょう。ゲルマだと、音は太く、ズモモモモモモ〜!!(笑)って感じで、ギターのvolを下げてクランチにしても太いサウンドで、これはこれでOK、アコギのクリーンサウンドのようにハイ〜ローまで満遍なく出ている訳です。

ですが…切れと言う意味ではシリコンファズの方が上となるでしょう。
もし試奏が出来るならば、このシリコンファズのVol 10 tone 7.5 Fuzz 9.5で、ギターのvolを下げて行ってみて下さい。
これで"Hey Joe"や"Little Wing"のイントロだけでも弾くと…あぁなるほど…と思われると思います。
toneは7.5くらいがFuzzfaceのノーマルのサウンドになります。ギターvolフルアップで使う時のトーンと言うよりは自分の場合は、ギターvolを8より下げた状態のトーンセッティングと割り切ってます。
またこのトーンを付けた事に寄る良い事が一つありますw
普通のノーマル状態のFUZZ FACE(円盤のね)ではインピーダンスの関係上ワウは殆ど受け付けません、これはワウの問題と言うより、Fuzzface側の問題なので、ワウにバッファを付ける寄りは出来ればこちらで対策すべき…なのですねw
これはロジャーメイヤー氏も公言してますし、対策していたようです。(対策自体は色々な手法が在りロジャー氏が何をしたのかは大体は分かりますが決定的ではありませんが大体こんな感じじゃないの???みたいなねw)
FuzzfaceはTonebenderと並び、奥深い世界のアタッチメントですのでw
すべてをココで説明するのは難しいのでw使用方法などはまた特集しましょう。

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G-Drive リンクはこちら
こちらはGの文字が色んな意味を持つwドライヴです。
某アンプメイカーの歪みアタッチメントGU'V'NOR、そしてそれを好んでブルースブレイカーアンプに突っ込んでレスポールでブルースフレーズをこれでもか!!とかきむしるギタリスト"Gary Moore"のGですw
大体サウンドはご想像の通り分かりやすく、コンコンとして、決してサスティーンは無いんだけど(十分なくらいなんだけどねw)歪んだ感触が荒々しく、ハード系ギタリストには今もなお英国製GU'V'NORを探し求めている人が多いとか…

ただ、御注進、英国製Gがそんなに良いかと言うと…w
というのも、トーン回路がパッシブの為、セッティングに寄っては全体的なゲインが下がってしまう(Labらしくなって来たぞw)
そして、そんな設計にも関わらず、最終段に余計な抵抗がぶら下がっておりゲインが更に落ちてしまう…w
しかし、これが出た頃のGUV'NORってのは我々もなんて素敵なドライヴが!!!!と狂気したものですが…

今となっては古くささすら感じてしまうものになって来てしまってます。そこで、トーン回路はロスの少ない方へ是正、この手のドライヴにありがちなギターvolを下げたときのコモッた感を解消出来れば…(ココはPresenceコントロールで何とかなるかな???)
と言う感じで出来たのが、コイツでした。
色んなMODを施してツマミを増やしたり減らしたりして(爆)たどり着いたのがコイツです。
ハード系ギターリストに好まれるかと言うと、実はサポートギタリストのクランチ・リードで活躍と中々侮れない存在です。


IMG_2839.jpg
TUBE DRIVE (w Elecric Harmonics 12AX7)リンクはこちら

こちらは、もう入手しようにも市場にモノも出回らないChandler TUBE DRIVERのサイドジャック期(1st)のレプリカ…
SRVも使っていたし、ハイラムも使っていたし…某EJ氏も倒錯しており、入手しようものなら彼とまず争う事になりそう(爆)
ただ、当時スイッチング電源があったかどうかは定かでは無いが、狭い筐体、真空管・トランスと電源部でまずノイジーコンボw
真空管のせいか???現場で音が出ないのはデフォルトwさらに、何故か?ちょっと弄るとガリってしまうツマミ類…
と泣かされた人が多いのも事実…汗
電源部はスイッチング電源化(なんて事は無いアダプタにしただけだw)
細かいことを言うとオペアンプは4558ではなく1458のがあったり仕様は多岐に渡るのですが…その辺は、ユーザーさんの言葉が一番的確で吃驚した。【B.Kなどの再生産モノは持っているが、遠くでなっている印象、対してこちらは音圧が身体に一直線に向かって来る】
ちなみにこれをオーダーした後、即刻手放してしまったらしい…滝汗←そこまでしなくてもw
これだけ復刻モノとオリジナルとの差があるアタッチメントも珍しいw
まぁ難しい事は抜きに、色気の在る、女性が聞いて腰が砕けそうな(爆)チョーキングはコイツならではです。


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HARD ROCK DRIVE リンクはこちら
こちらは、往年のスタックアンプを彷彿させるサウンドを基準にディスクリート構成で作られたドライブ。レスポールやV。SGが似合うのかな。
誰かと話していて、ギターvolで弄れるのも良いんだけど。プラスαもあると楽しいんじゃない?って言われてスイッチで切り替えてみた。
手法的には、まぁドライプ系のMODの基本部分のナンチャラ帰還がどうのってところを弄るとゲインが変わるとか…ゴニョゴニョw
それだけではツマらんのでw連動して全体的なトーンも落ち着かせたら二つのアンプっぽくなったと…
あくまでオーバードライブ。70年代。80年代を分けるものは何?って言ったらアンプでしょうwJMPとJCMどっちが好き?で…
ギターvolを積極的にコントロールしてドライプからクリーンまでを使うならzepモード、フルドライプサウンドを楽しむならGUNsって感じ…
自分で使っててオモシロいのがw ランディローズはあくまでzepモードでやると気分が出るw
シェンカーは分かりやすくて…UFO時代のはzep。MSGに至ってはGunsだったのがオモシロかったw


サワりだけのつもりが長文になってしまったのはナイショですw

今年もよろしく!!
posted by シュウ at 14:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2013年06月24日

O.E.Gallagher氏仕様のBOOSKER

'95年に47歳の若さで天国へ旅立ったアイルランド出身のRory Gallagherの熱狂的な支持者、O.E.Gallagher大井貴之氏のトリビュートバンドO.E.Gallagherのライブ動画リンクを送っていただきました。【O.E.Gallagher H.P】

Rory自身はアービター製レンジマスターと言うトレブル・ブースター(レンジマスターはダラス製のブライアンメイブースターの元になったと言われているブースターです、これをピートコーニッシュがブライアンメイの為にMODしたと言われてます)を使用してますが【BOOSKER】のBASSモードがこのレンジマスターにクリソツ(TREBLEモードはまさにブライアンメイのダラス製トレブルブースターを意識してます)と言う事で大井氏がライブ機材としてチョイスしていただいてました。

ストラトの低域は実はレスポール等に比べ非常に出ていて、Fender Bassman等のツイード系アンプではブーミーになりすぎるのですが、その是正にレンジマスターを使っていたようです。

ん? フルレンジブースターを使ったらそれこそ低域も飽和してしまうのでは???と思う方もいらっしゃると思いますが、アービター・レンジマスターはトレブルブースターと銘打ってます(笑)しかし、帯域がフルレンジブースターなんですねw(笑)←頭がこんがらがりますね。
ブライアンメイ・ブースターと比べて…ですよw実際は帯域はギターサウンドの美味しい部分に絞ってます。
解説しますと…ストラトでロー域をブーストしてしまうと、実はベースの帯域まで達してしまうんですね。そうするとアンサンブルもクソも在りませんw
巧く整理してブースター独特のエンハンス効果も相まってクリーントーンでは生々しいきらびやかなギターサウンドが出る…とそんな案配です。

BOOSKERでは、このモードを便宜上(ホントに便宜上ですw)BASSモードとしてますが、TREBLEモードはレスポール用、BASSモードはストラトの低域をしゃっきり生々しくしてくれます。まぁ便宜上そうしてますが、どのモードもギターサウンドの美味しい所をイコライジングしているのです。ですから余計なトーンコントロールは敢えて付けておりません。

さて、大井氏の機材ですが…
2013年2月24日の機材を紹介しましょう。VOXの15wアンプヘッドとキャブもVOX製、これに【BOOSKER】のみと言う!!!
演奏はクリーン〜クランチまで全てタッチとギターVolのみと言う…

写真00.JPG


拡大写真
写真.JPG
(こちらはプロとモデルです。意匠が違いますが中身は現行モデルと変わりません)

彼のタッチレスポンスに追従するかのようにドライブする気迫のこもったギターサウンドをお楽しみ下さい。
しかし、スゴい魂が乗り移ったかのような凄まじいギタープレイです。

Walk On Hot Coals / O.E.Gallagher (Rory Gallagher Cover)

Cradle Rock / O.E.Gallagher (Rory Gallagher Cover)

Tatoo'd Lady / O.E.Gallagher (Rory Gallagher Cover)



まだVOXアンプを使う前ですのであくまで参考音源として掲載になりますが…
TEASTを演ってますが、マーシャルでもスゴい!!ギターサウンドが飛んできますねw
ハイ寄りのサウンドはドライヴするんですが、ロー域はあくまで生々しい。これはスゴいw←自分で言うか?w

大井氏との橋渡し約をしていただいた木下秀幸氏の言葉…
「いやぁ、大井さんは凄まじいギター弾きますねぇぇぇ!また、ブースカは完璧に彼のトーンを作り出してます!!」
本当に観ていて息をのむような緊張感のプレイです。

O.E. Gallagher - Catfish (Taste cover)


現在【BOOSKER】の意匠は画像のようになっております。グレーハンマートーン塗装のHammond125-Bケースを採用してます。

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posted by シュウ at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOSKER

2013年02月24日

Electro Harmonics社 006P電池

お久しぶりです。
昨日は久しぶりにライヴでした。
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Boso Rockers Unionって言う千葉のミュージシャン達によるイベントに恐れ多くも参加させていただきました。(そもそもお前はミュージシャンなのか?と言う突っ込みは無しの方向で)
代表である依知川氏はLTD Over Driveのユーザーさんなんですが…(まだProductページに掲載してないやorz)←にも関わらずオーダーが殺到していると言う不思議なLABだw
この依知川氏を中心に集まる人達の人柄がとても温かくてね。良いイベントなんですよ。
もちろん毎回豪華ゲストも出ますが、オススメのイベントです。まだ来た事がなくてご興味のある方達は、是非足を運んで下さい。

使用機材は、自作ダフネストラト(Alder /ラウンドローズ指板・リンディー Vintage Hot)新作Original Real V846 Wah →新作Hybrix Fuzz→LTD Over Drive→Maxon CS-550→ERNIEBALL Vol Pedal→自作 5E5a Amp(JBL D-130F)

演奏の方はさ…まぁ良いじゃんwリンディーのPUは良い所も悪い所もFender Vitageのサウンドなんだね…(笑)←それだけ?w

今回で30th Annivesaryと言う事で会場はヒートアップ、ラストのゲストバンドはBRU代表 依知川伸一さんの率いる、村上ポンタ秀一Ds 浅野孝巳Gtのユニットでの演奏!!これはたまりませんでした!!出演者、観客一体で盛り上がり楽しいひとときでした。
ネタバレですが、モンキーマジック、999、ガンダーラとメドレーで演ってくれた時は嬉しかったなぁ!!
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来た人達は大満足ですね。

遊んでばかりと思われるのもなんですのでw
ネタも…w
Electro Harmonicsの社長、マイク・マシューズ氏、とうとうガチムチ趣味発覚か???と…
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今回、A-Stringsの安保亮氏シンコーミジックI氏(ぢつはガッコと会社の後輩だったw)の尽力により確保しちゃいました!!

詳しくはYOUNG GUITAR 2月号の企画をご覧になって遊ばせ!!(まだバックナンバー在庫ありです)

わざわざブログまで見に来ていただいた人には教えますが…

実は現在、マンガン電池と言うのはとても高価になってしまっていると言う事…
下手したらアルカリ電池よりも高価ですよ。秋葉原に行くと分かります。
一昔前のマンガン電池=安い電池ってイメージは捨てた方が良いかなと。。。

そして、何に使うか?…と言う事…
電池で大きくサウンドが変わるのは、ますFUZZ等。
そう!!この電池、BIG MUFFヤFUZZ FACEに使うととんでもなく化けるんですよ。
他のマンガン電池より全然FUZZに合う!!笑っちゃうくらい合うんですよw
実に真面目にサウンドメイクを考えて作られた電池…と解析しました!!ヽ(´▽`)ノ

パッケージの箱を見るとムキムキポーズと、後ろには米軍の戦車が…w
この当りは茶目っ気でこうしているんでしょうなぁ…

FUZZ FACEにまさか貴方!!アルカリ電池なんて使ってませんよね???よね???(笑)
( ̄△ ̄;)エッ・・?と思った人、試してみて下さい、家弾きのアンプでも顕著に違いが出ますよ。
それをどうするか?は貴方次第ですよん。

しかし、ACアダプターをFUZZやワウに繋ぐと情けないサウンドになりますが…(笑)電池まで…滝汗
面倒くせぇw
ハハハwでも、こんな事ばかりやっている訳ですよwアタシ等w
私たちが良く適材適所と言っておりますが…電池こそ適材適所ですよね。
posted by シュウ at 14:37| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

2013年01月25日

S.W.L Original Wah

暫くです、ど〜してもちょっとした事のアップはFACEBOOKばかりになってしまいますね。

Originalのワウを作りました。カッコいいでしょ???
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Cry Babyの名称は不味いので販売用のは別のロゴを入れます。

外観をざっと説明しますと…
粉体塗装・グレーハンマートーン塗装で頑丈です。一度既製品の塗装を剥離して(これが何やっても中々剥がれないんだw)再塗装してます。
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パッドが張ってある部分は、滑り止めで鉱物粒子(酸化アルミニウム) のパッドを…ブーツでも滑りません。
LEDの色はブルー。(他、グリーン・レッド・ピンク等にも変更可能)ココに穴空けて〜って場所が在るのですが、ソコだとペダルが邪魔で見えない時が在るんですよね。
で…左脇の視認性の良い位置に付けてます。(だって大体ワウって右側に置くでしょ?)

サウンドは…60年代VOXワウサウンドを再現。たまたま手元にあるビンテージワウではなく、大アタリと言われるビンテージワウと並べてヒアリングしてますのでまず間違いないかと…(笑)

Clyde McCoyトーンもV846トーンもどちらも出せるように内部トリマで調整してあります。

仕様は…
インダクター : S.W.Lオリジナル 520mH(手巻きです)

ポット : 100Kオリジナルカーヴ

トランジスタ シークレットです(笑)入手困難なビンテージシリコントランジスタを使用してま。(或る意味もう良い音の出るシリコン

トランジスタもゲルマニウムトランジスタ並に入手困難になってます)
コンデンサは Roederstein /ERO HiEndキャパシタやPhilips電解コンを惜しげもなく使用してます。(入手状況により仕様は変更する事も在ります)トロピカルフィッシュは魅力ですが、コレを使わずともチューニングで同様のトーンに仕上げてます。
もし手持ちのトロピカルフィッシュが在りましたら、それで製作する事も可能です。(LABにて計測し、使用条件に合わない時はお断りする事も在ります)

ビンテージワウの踏み戻した際の芳香なトーンが出ていると思います。
そして、踏み込んだ際の噛み付くようなトーンも同時に!!ココをバランスさせるのが苦労しました。
定数はもう一台ずつヒアリングしながら決めてますのでコンデンサだけを真似してもあまり良い感じにはならないでしょう(笑)

基板は、お得意のビンテージのクローンです。中を見てニヤニヤ出来ますw

P1250062.jpg
で…バッファを組み込み、ペダル下にオン/オフスイッチを組み込みました。要らない時はオフにしちゃいます。
要らないよって人には要らない仕様も作れます。(LEDも電池喰うだけだから要らないって人は多いのです)

ACアダプター用Jackはワウって、ACアダプターを使うと情けない音になっちゃう…ので、敢えて付けてません。
電池代が勿体ないって人はLEDを外しちゃいましょう(笑)

ビンテージワウは持っているけど、ライブやリハーサルに持って行くのはなぁ…って人にはオススメです。
だから気軽にオーダーは出来ないとは思いますが…汗

パーツも出来るだけ多く作れるように頑張ってますが、手元にあるパーツが無くなり次第販売は終了します。

価格はオープン価格。完全受注生産です(ケースの入手状況により変化します)
問い合わせはメールフォームから
posted by シュウ at 14:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 新作アナウンス

2012年12月24日

クリスマスセール!!(ゴメン1台だけだけど…良かったら…)

久しぶりにプログアップですが…開発は時間がある時に進んでますよ〜♪

FUZZ FACEだけではなく、ワウプロジェクトも色々…
どちらも春先頃に販売する目処等は付いてますが…

その間にオーダーいただいたり、3chOD(思えば3chODに振り回されてる一年でした(爆))が思いのほかパーツが揃わず、遅れちゃったり…
ちょっと一杯一杯です…苦笑

まぁ、今日はクリスマスイヴですから、何か出しますか…と漠然と考えて…
PC240063.jpg


開発中のプロトワウ、幾つか作った中の1台を、既にデータもとれたので販売しちゃおうかな…
(本当は手元に残しておきたいのですが、LABの中のモノが多過ぎ(笑))
色々盛りだくさんのデコレーションケーキ使用ですが(笑)
バイパス仕様です。(インプットゲイン調整用トリマも搭載してます)

特価販売します。ご希望の方はお問い合わせを!!
(プロトに付きこれと同じスペックと言うのは無く、限定1台のみですのでコレは!!って方は是非この機会に!!)
PC240062.jpg
スペックは…
■基板 : 当LABにあるヴィンテージV846をクローン。(不都合部分を一部修正してます)

■インダクター : USA ARTEFFECT社の手巻きのHalo Inductor Replica

非常に評判の良い500mHのインダクターですね。(正確にはヴィンテージインダクターの520mHを再現してます)
コンデンサ : ERO MKT1813・ERO ヴィンテージ

■ポット : 今では入手不可能なタロスロット社100k(正確には126kでしたね)
     他タイプにも交換可能です。ICAR200k Pro-PotやArteffect ArtCAR 200k←これはオススメ!!もあります。

■OUT BUFFER : FUZZ FACE等インピーダンスマッチングが出来ない歪みモノ用に改造する事無く使えるBUFFERです。
       普段は入れない方がよりナチュラルです。ペダル裏のスイッチでON/OFFが可能です。

■トランジスタ : BC109C

■線材 : ビィンテージではありませんが、布巻22AWG(これは良いですよ) 出力線以降BUFFER出力までは22AWG現行品。

■スイッチ : Carling製 頑丈です。バイパス施行済み。

■調整用トリマは、3カ所。

インプットゲインと、インダクタ・シェイプ、サーチュレーションコントロールの3カ所。
調整方法等はコツも含めメールにてお知らせします。
外側に付けても良いけど、一度ベストセッティングが出たらあまり弄らない部分でもありますので内蔵タイプにしてます。
ビンテージワウをココまでMODするのは気が引けますからね…(笑)

PC240061.jpg

ケースはVOX V847のUSEDをLABで下取りしたもの使用してます。美品で、ロゴプレートの保護シールはまだ残っていたりします。

ご存知の通り、ワウは改造パーツ代だけで結構な金額になっちゃいます(笑)
春先に売り出すモノは価格検討中ですが、量産ってワケには行かないので価格もそれなりになると思います。しーません。

年明けはFUZZでも出すかな…ボソ(笑)

価格等問い合わせはメールフォームにて
posted by シュウ at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | VOX type WAHプロジェクト