2010年06月21日

真空管祭り開催!!(音源付き)

さて、色々試行錯誤して音源を録る事が出来ました。

今回試奏してみたのはこちら…
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それぞれ見た目でも特徴が有りますねぇ…
ワークマンで買った、耐熱の軍手しながらアッチアッチヽ(;◇;メ)ノと作業しました…


演奏は…私ですのでw巧いとかそう言う所は聞かなかった事にしてくださいねw

色々考えましたが、フェンダーアンプの一番良いサウンドって思い浮かぶ、SRVのフレーズをパクりコピってみましたw

出来るだけ良い環境で聞いていただけると違いが顕著に現れるかと。
最悪モニター用のヘッドホンで…

mp3にした時点で多少劣化してますので違いが分かると良いのですが…
あくまで録音での状態ですから、実際はもっと違いが顕著ですよん。

では行ってみましょう!!
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使用機材
ギターはいつものNaviストラト(ビルローレンスL250フロントポジション)
シールド ベルデン#9778
ジャック G&H ハイクオリティ−、OFC(無酸素銅)チップ
アンプセッティングは↑の画像のまま、動かしませんでした。

マイク・Behringer B-5/BehringerB-2 Proセッティングは画像の通り
ミキサーI/F  YAMAHA MW10
DAWソフト Cubase
イコライジングはすべてしてません。
デフォルトのコンプを軽ーく掛けて聴感上に近くしてある程度のミックス状態です。

TANG-SOL 6L6GC-STR(ロシア製)
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こちらは、テストでずっと使用していたタングソル、やはりダークな印象ですねぇ。
ココまでゲインを上げない状態は結構良いです。ブレークし始めるとローがグズグズ言い始めます。ただ、聴感上の歪み感は強いですね。
女性ボーカルやジャズ・ブルース等には良いかも。


さて、次は
TAD(Tube amp doctor)6L6GC-STR
こちらはRCAブラックプレートを模して作られた真空管で、アメリカのアンプビルダー・テクニシャンフォーラム等で評判が良かったモノです。
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あ、弾いた瞬間違いますね…弦がフレットに当たる音、弦がこすれる音(最後の6弦のスライドでキュッてなりますね)までリアルに再現されてますね。
パキッと元気なイメージがしますね。ロックっぽいw
正直、現行管&C国製っつ事で期待してなかったんですが、良い意味で裏切られてます。RCAが手に入らなかったらコレも良いかも!!

Groove Tube GT-6L6GE

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次はグレープレートのサウンドです、こちらはGT社がGEと同じ生産ラインまで再現して生産しているGE管のレプリカです。
さすがさすがwこの管、エージングもソコソコに録音しているのにも関わらず、RCAが元気が一杯な印象に対してレンジ感の広さとヘッドルームはこちらのほうが余裕がある感じです。
今回はSRVのフレーズですから割食っちゃった感は有りますが、他のフレーズだったらわからないですよ〜!!ヽ(´▽`)ノ
RCAの次…と言われたらコレかなぁ…迷っちゃうなぁwww

グレープレートのGEは本物を試して一発で気に入って、恋焦がれて探したんですが…なかなか良いモノが見つからなくって某6L6GCマニアにご相談した所…
「グレープレートなら現行管で良いのアルよ!!」と紹介されたのが…こちら…
(某人物はお二方ほどいらっしゃいましたがwどちらも口を揃えて…と言うのが決定打ですw)

さて、真打ちはこれ…

RCA 6L6GC
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こちらは某…wから『この人の出品物だったら間違いなく本物だよ!!』とご紹介していただいたオクの出品者から購入w
メーカーのシルクプリントは片方は有りませんでしたが、私は全然そんなの気にしないwのでラッキーでした!!

歪ませた時のコシの在り方、ピックアップの早さ…ローレンジの追従性、やはりと言うか、人気があるのがうなづけます。パワー管の場合、バイアス設定でも色々音が変わるのですが、この管が凄いなぁと思うのはテキトーにw合わせるだけでバリッとしたサウンドがすぐに出て来る所…また、そのレンジが広い所です。
作りが良かった時代のUSA製って事でかなり耐久性もあるようです。

TweedでもSRVサウンドじゃんwってのが実際の感想…
シンプルな設計のアンプの方がこういった傾向は強いのですが、シンプルなだけに恐ろしく早いサウンドになりますねぇ…

後は好みの世界ですね。どれも一定水準は行っている管ですからキチンとバイアス調整してベストセッティングで鳴らせばイケてるサウンドになると思います。
私の演奏ですのでお聞き苦しい部分も有ろうかと…w最後までお付き合いくださいましてありがとうございます〜!!
posted by シュウ at 18:54| Comment(10) | TrackBack(0) | 真空管マニアック

2010年06月10日

6L6GC比較祭り!!!

Tweedアンプの色々を書き続けてますが、製作は一通り済んだので、今回からカテゴリを便宜上、【真空管マニアック】とします。
いつでも必要な情報を引き出せるように配慮…って事です。

さて、祭りをやりましたよ!!ヽ(´▽`)ノ
実勢価格等は変動しますのであえて記載しません。あしからず〜!!

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まず、【TANG-SOL 6L6GC STR】(ショートボトル)現行管(2010.6月現在) Made in Russia

とりあえず…で入れていた現行管、ブラックプレートのモノ、TANG SOLのサイトでは特に記載がありませんが、グレープレートの者もあるみたいですので一応区別されているのかな?
Bias Testでは活躍してくれました。現行管ではスペシャルな部類に入るモノでしたが、相手が悪かったです…汗
しかし、陰の有る感じのサウンドが好みの人には良いかもです。
ジャズ・ブルース・女性ヴォーカルにはコレの方が合うかな。

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【Groove Tube社 GT-6L6CE】現行管(2010.6月現在)

ジェネラルエレクトリック社の6L6GCのリイシュー品・グレープレートってやつです。元になったGEのグレープレートは、RCAと並んで人気が高いですね。
今回試した中では唯一のグレープレートの品でした。

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【Tube Amp Doctor TAD 6L6WGC-STR 現行管(2010.6月現在)

何処を見ても悪い事は書いて無いTADの6L6GC…
確かに人気の高いのもうなづけるサウンドでした。
見た目、質感、共にRCAのモノと似てます。(全く同じではない)

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【RCA 6L6GC STR】Made in USA ビンテージ管

泣く子も黙るw本物のRCA 6L6GC
これは、偶然ここの常連様のうしさんからご紹介いただいた方から購入。凄いタイミングでした。リイシュー品の倍くらいの価格ですが…それを感じさせないくらいのお買い得感でした。
サウンドは明日アップしますが…見た目作りもしっかりしていて、やはり良い時代に作られたという印象です。

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プレート部を横から見た所…
左から GT/ TAD / RCA
上にも書きましたが、GT管のみグレープレート、右二本はブラックプレート。
ブラックプレートってのはテカテカ光っているんですが、グレープレートは艶がない(外観上)
プレートの部分の穴の数は、TADのみ4つ穴…GTとRCAは3つ穴なんですね。

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マイカ板の形状、穴の開き方もそれぞれ違いますねぇ…
並び順は今度は逆に、左から RCA/ TAD / GTです。

さて、明日早いので今日は録音の編集が出来ず勿体付けてますが…
音の印象はどうかな?
明日のお楽しみのココロだぁぁぁぁヽ(´▽`)ノ
posted by シュウ at 20:58| Comment(5) | TrackBack(0) | 真空管マニアック