2013年06月24日

O.E.Gallagher氏仕様のBOOSKER

'95年に47歳の若さで天国へ旅立ったアイルランド出身のRory Gallagherの熱狂的な支持者、O.E.Gallagher大井貴之氏のトリビュートバンドO.E.Gallagherのライブ動画リンクを送っていただきました。【O.E.Gallagher H.P】

Rory自身はアービター製レンジマスターと言うトレブル・ブースター(レンジマスターはダラス製のブライアンメイブースターの元になったと言われているブースターです、これをピートコーニッシュがブライアンメイの為にMODしたと言われてます)を使用してますが【BOOSKER】のBASSモードがこのレンジマスターにクリソツ(TREBLEモードはまさにブライアンメイのダラス製トレブルブースターを意識してます)と言う事で大井氏がライブ機材としてチョイスしていただいてました。

ストラトの低域は実はレスポール等に比べ非常に出ていて、Fender Bassman等のツイード系アンプではブーミーになりすぎるのですが、その是正にレンジマスターを使っていたようです。

ん? フルレンジブースターを使ったらそれこそ低域も飽和してしまうのでは???と思う方もいらっしゃると思いますが、アービター・レンジマスターはトレブルブースターと銘打ってます(笑)しかし、帯域がフルレンジブースターなんですねw(笑)←頭がこんがらがりますね。
ブライアンメイ・ブースターと比べて…ですよw実際は帯域はギターサウンドの美味しい部分に絞ってます。
解説しますと…ストラトでロー域をブーストしてしまうと、実はベースの帯域まで達してしまうんですね。そうするとアンサンブルもクソも在りませんw
巧く整理してブースター独特のエンハンス効果も相まってクリーントーンでは生々しいきらびやかなギターサウンドが出る…とそんな案配です。

BOOSKERでは、このモードを便宜上(ホントに便宜上ですw)BASSモードとしてますが、TREBLEモードはレスポール用、BASSモードはストラトの低域をしゃっきり生々しくしてくれます。まぁ便宜上そうしてますが、どのモードもギターサウンドの美味しい所をイコライジングしているのです。ですから余計なトーンコントロールは敢えて付けておりません。

さて、大井氏の機材ですが…
2013年2月24日の機材を紹介しましょう。VOXの15wアンプヘッドとキャブもVOX製、これに【BOOSKER】のみと言う!!!
演奏はクリーン〜クランチまで全てタッチとギターVolのみと言う…

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拡大写真
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(こちらはプロとモデルです。意匠が違いますが中身は現行モデルと変わりません)

彼のタッチレスポンスに追従するかのようにドライブする気迫のこもったギターサウンドをお楽しみ下さい。
しかし、スゴい魂が乗り移ったかのような凄まじいギタープレイです。

Walk On Hot Coals / O.E.Gallagher (Rory Gallagher Cover)

Cradle Rock / O.E.Gallagher (Rory Gallagher Cover)

Tatoo'd Lady / O.E.Gallagher (Rory Gallagher Cover)



まだVOXアンプを使う前ですのであくまで参考音源として掲載になりますが…
TEASTを演ってますが、マーシャルでもスゴい!!ギターサウンドが飛んできますねw
ハイ寄りのサウンドはドライヴするんですが、ロー域はあくまで生々しい。これはスゴいw←自分で言うか?w

大井氏との橋渡し約をしていただいた木下秀幸氏の言葉…
「いやぁ、大井さんは凄まじいギター弾きますねぇぇぇ!また、ブースカは完璧に彼のトーンを作り出してます!!」
本当に観ていて息をのむような緊張感のプレイです。

O.E. Gallagher - Catfish (Taste cover)


現在【BOOSKER】の意匠は画像のようになっております。グレーハンマートーン塗装のHammond125-Bケースを採用してます。

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posted by シュウ at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOSKER

2010年04月20日

Boosker 2010 Special!!

某FREEトリビュートバンドのギタリストさんからの依頼でもう1台!!って事で製作。
こちらは横浜アリーナでのイベントでシェイクダウンされるのかな?

イベントの詳細はこちら


Boosker自体は、殆どイジる場所は無い(定数の変更はあまり意味が無い)ので、外観、主要パーツのアップグレード…になるんですが…
今回は珍しく写真を撮りながらやりましたのでw(Twitterのお陰???w)

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ケースは鏡面加工されたものがありましたのでそれを使いました。

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スイッチ周りはすべてのエヘクタで大体同じです。

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ユニット周りはこんな感じです…
画像見せていいのか?って?うん、どうせコレだけ見てもコピー出来ないでしょうしw
ぢつは、他人が組むと全然違うサウンドになっちゃうんですよ…

主だった所はコンデンサ類ですかねぇ…
まぁ殆どの人がパーツや線材に目がいくと思いますけどね…w

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P-to-Pだと結構ギチギチwww

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外観…
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サウンドチェック中…
しかし、石アンプのクランチ程度でチェックしてみましたけど、真空管アンプ以外では意味が無いとは言いますが…コレ、いい感じの捻れ具合がたまりません。
これは倍音成分がふくよかに出ているからですねぇ…
サウンド変化があまりお気に召さない場合は、バッファの方が良いんですが…
ビンテージギターを使用する方には最高なんじゃないでしょうか???

JCM2000みたいな最近のアンプでも同じような使い方が出来ますねぇ…

殆どの方がそうなんですが…これはソロブーストで使うとかじゃなくって、ずっと入れっぱなし…
ギターのVolを絞ればビンテージマーシャルのクリーン…
Vol8辺りでクランチ、フルテンでソロブースト…と言う感じで使えますね。
posted by シュウ at 11:29| Comment(4) | TrackBack(0) | BOOSKER

2010年04月13日

スイッチ修理

さて、アンプはのんびりですが…w
こちらは早急にしないとイケませんw

スイッチの不良のようです。
この手のポッチンスイッチ、度々問題になりますが、耐久性がイマイチのが混在するですよねorz

足で踏む仕様では無いのを無理矢理使っている訳ですから仕方ない…
丈夫なはず…なんですが、たまにエラー品が混じるようです…汗

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しかし、木下氏がP-to-pは出来んの???と言って初めて作ったプロトなんですが、ホント愛されていますねぇ〜ヽ(´▽`)ノ

ご本人とのやり取りの中でレンジマスターの話題になりましたが…
そうw実はレンジマスターも参考にしちゃっていたりしてw(最近台数限定で復刻されたみたいですねぇ)
レンジマスターはゲルマ石なので、気温によってもセッティングが変わっちゃったりしてwまぁご当時ものの愛いヤツなんですがw現場じゃそうも言ってられないw
パワフルで突出した部分も有るんですが…イタいと感じてしまう部分もなきにしもあらず…フルブーストすれば当然ゲルマ特有の利得が低さが露呈して潰れてしまうし…


その辺も参考にして、ギターサウンドの美味しい帯域をクローズアップしたのがブースカーと…そう言う事のようです。

また、この話も出ましたが…
JCM2000で4つ穴サウンド…なんて無茶苦茶な…と思いますが、ジツは、コレで出来ちゃうんですねw

ブースカー、新しいんだか旧いんだかさっぱり分かりませんが(爆)
レコード世代の方達にはやはり効くトーンみたいですねw

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外観も即席塗装だったのでラッカー仕上げだから当然耐久性は低い訳ですが、それにしても使い込んでくれています。嬉しいっすw

詳しくはネタバレ厳禁かもしれませんのでまだココには書きませんがw
近日、横浜アリーナでお披露目されるようですよ〜!!
posted by シュウ at 12:49| Comment(2) | TrackBack(0) | BOOSKER

2009年01月27日

TONS OF SOBS



BOOSKERのテスターさんの木下氏のバンド、TONS OF SOBSの動画です。
アンプ Marshall 1968年製 100W 1959T。
ギター 1954年製 Les Paul コンバージョン(Grinning Dog Blue Soul Bucker搭載)その間にブースカーのみ
手元で完全にコントロールしてますね。
posted by シュウ at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOSKER

2008年11月20日

明日はライブ観戦!!

え〜、先日の日記に書いたThe Canadian clubの1stアルバムがタワレコのチャート、14位に浮上しました!
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今回のツアーで使用されるイクイップメンツはマーシャルJCM2000とギブソンレスポールダブルカッタウェイ…中音域上等なギターですが、ローがあまり出ないギターなんですね。

で…今回のツアーではブースカーを使っていただきます。
ブースカーは基本、トレブルブースターなのですが、3モードの帯域でブーストを選択出来るスイッチがついてます。
で…コレが面白いのがトレブルモードで使ってもしっかりローが絞まり、下手なFAT系ブースターよりも6弦解放音のダダダダって連打がくっきりしてきます、Bass域の倍音構成が良いんですね。
BASS域が足りないからってイコライザーでBASSブーストをするとモコモコになってしまい、音が引っ込んでしまう時等には有効ですよん。

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ギターのSiz君、エヘクタはこれ一つのみ…って事で…
足元が寂しいからケースは大きく!!って(笑)

男らしく足元は一個で!!w


で、塗装もアルバムジャケのイメージで、塗装…
画像だと分かりズライんですけど、実物はラメラメでございます。
遠くから見てもしっかり分かると思います(笑)
ライブ会場でチェックしてねw

アルバムクレジットにもホラ…wPB200003.jpg

SWLの自慢の一品wブースカーサウンドが聞きたい方…ライブへGOですヨw
posted by シュウ at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOSKER

2008年04月27日

TONS OF SOBS 観戦!!

一昨日の話で恐縮だけど…25日、我がLABのオリジナル製品【BOOSKER】のヘヴィユーザーの木下秀幸氏率いるフリー・トリビュートバンドTONS OF SOBS のライブ観戦に行って来た。

かなり自信作なのですが…
やっぱり里子に出した子供に会いに行くようにw見に行っちゃうんですよwww

【Booskerについては近々分析レポをやりますね】

オープニングアクトが【Gracias】

このギタリスト、バーニー氏も木下氏同様ニュアンスをしっかり武器に出来る、数少ないギタリスト。チョーキングのタイミングでゾクッとさせてくれる。

この木下秀幸氏、マーシャルアンプに関してはちょっと五月蝿い御仁、知識もハンパじゃなく、私も勉強させていただいている。
ポールコゾフを初めブリテッシュロックギタリストにはめっぽう詳しく、イクイップメンツも素晴らしい!!
ギブソン・レスポールコンバージョン &マーシャルプレクシ1959をしっかり鳴らしきって弾く、素晴らしいギタリスト。【この日はマーシャル1987を使用】

1959とレスポールの王道セット、鳴らした事がある人は少ないと思うが、はっきり言ってギタリストに厳しい!!
コレをドライブさせて、弾ききるにはかなりの根性が必要。
飼いならされた獣ではないのだ。
それだけに力強いピッキングとトーンニュアンで弾き切った時のトーンは極上!!

その完成されたトーンを崩さず、アンプの素性をそのままブーストする為に【ブースカー】は制作しました。往年の名機、ブライアンメイのブースター、レンジマスター、等を参考に現代でも使え、パーツもビンテージモノは一切使わず、でも、ビンテージトーン。
【ブースターってのは本来そうでなければイケないのに…音が太くなる…とかミッドか濃くなる…とか作為的なものがいかに多いか…】
ま、ブースカーは後日…とかいいながら結構触っちゃってますがwww

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要するに、MXRディストーション+から始まったダイオードクリップのようなコンプ感ではなく、アンプのパワー段でのコンプ感、スピーカーが鳴りきって、これ以上無理っす!!って言っているようなコンプ感があるのです。

と思っていたら…今回はFender Vibroluxで使ってくれた模様…
ライブ前のコメントですが…

【しかし、これはホントに素晴らしいブースターですよ!
まさかクリーントーンを綺麗に出すためにまで使うようになるとは思いもしませんでした。

Vibrolux Rev.は10インチSp.が2発のため、Vol.を上げるとどうしても天井突いちゃうことになるんですが、ブーストしてGt.側のVol.を絞ると音の輪郭が非常に綺麗になるんです。これが非常に有効です。

今回のライブはスタジオ盤のFIRE & WATERとHIGHWAYを中心に選曲しているのですが、この2枚はF&WがFENDERのスパリバとレスポール、HIGHWAYは全編スパリバとストラトで録音されています。MARSHALLだと音像がデカ過ぎて表現出来ない微妙さがあるんですね。特に歪んでない、極力クリーンに近いバッキングですね。少しイナタさがないと困る訳です。BOOSKERはこのサウンドを再現するのになくてはならないんですよ。そしてVol.を上げてソロになった際には歪んでないフリしてちゃんとドライブしてるという…。

しかしねぇ、10×4と10×2では音のヘッドルームの高さが全然違いますね。
やっぱりスパリバ欲しかったですわぁー。ただ、スパリバになると重過ぎで一人では運べないんですよね。

その「痒いところ」にBOOSKERは見事に応えてくれてます。

セッティングとしてはアンプのCh.2のVol.を7〜8、Tre.を7、Ba.を5で、BOOSKERを両方とも7程度にセットしてます。Gt.は吉羽ストラト、PUはセンターかフロントでVol.は3〜4の時に絶品のクリーンですよ。
ソロはもう!言うまでもありませんね。粘り、太さ、透明度と濃さのバランス、どの面で捉えても絶品です。

レスポールでFire And Waterのイントロが出せた時にはホントに感動しました。これでスパリバなら完璧なんだろうなぁ〜…。因みにギターは54年にBlue Soul Buckerを載せたヤツで、センターにしてVol.を5ぐらいかな。

トーンレンジの切り替えも実に便利ですね。特にMARSHALLのVINTAGE MODERNでヘヴィ系サウンドを出している時にMidへシフトすると、とても引っかかりの良いトーンになります。 】

【BOOSKERですが、もはやVIBROLUX+ストラトにはなくてはならないですよ。
直結だとややボワッとする低域がすっきり締まってエッジが出ますね。
VIBROLUX+レスポールでも、手元Vol.絞ったクリーン〜クランチのトーンは
同じように非常にスッキリかつパワー感があるクリーンになります。 】
とコメントしてくれました。

サウンドに五月蝿い人に認めていただくのはホント嬉しいです。
作った甲斐が有りましたよぅヽ(´▽`)ノ

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posted by シュウ at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOSKER