2011年04月30日

SD-9 テスト音源

世間はGWですねぇ…
皆さんエンジョイしてますかー!!?w

今日も風が強かったのでじょしこうせいのおねいさんが通らないか店の前をガン見してましたが…
よく考えたら休日だったんですねw道理で忙しい訳だw

自分は稼ぎ時ですから休む間もなく働いてますよorz

震災で自粛ムードのせいか本業はパッタリ…汗
そりゃそうですよねぇwあの津波見て海に行こうなんて中々ねwww

おかげで開発にせいが出せるんですけどね〜!!
飼い猫の手術代結構掛かっちゃたのてねw稼がんといけないんですわw
さらに、骨折したと気に入れたプレート…後でとる手術もするんだってorz
あわわわwって感じですよwww

なにをGWに暗い話をするんだかw

えーと、先日の爆音試奏会第二弾ってことで、動画編集していただいてますが…
自分が到着する前に、DS-1 DS-9、ディストーションマニアのうしさんがテストしてくれてます。

今回はその中のIbanez SD-9…
うしさんの好みは大体把握しているので回路図・レイアウトはこちらのgggで普通に公開されているものを使いました。
当然製作記にあるように、基板レイアウト等はアレンジして…

まぁ今回は動画ですから、四の五の言わずに見ていただきましょう。

それでは、自分なりに分析して行きます。

ローがスゴいですね。でもコレ、ローが無くて腰高と言われるJCM800てすよん。

ローが出ているんだけど、ちゃんとズンギャのギャッって部分が立っているでしょ?
これ、良い真空管アンプとエヘクタじゃないと中々でないんですね。

これは中々難しくて、ただ全体的に比重を下げたりしただけでは中々作り出せないんですね。
最近のブティック系って言われているエヘクタ、ローがミッドがって言うんですけど、ミッドは別にどのギターでも普通に出ますから。
レスポール・マーシャルのココの部分は殺さない味付けにして欲しいですね。大体ココがちゃんと出てさえ居れば、あとは好みです。

そして、SD-9の最大の特徴は、このトーン回路が特徴でしょう。シュレマスのCONTOURコントロールのように、ミッドのピークをコントロールしているんですね。ピークの山をコントロールするもの。
これは、大変面白くて使えるコントロールですね。素晴らしい!!
スイートスポットはシビアですけど、ハマった時のサウンドは良いですよね。

このように市販品で良いと言われたモノは、それなりの理由があったりしますからね。
自作して分析して、今後に生かすと…www

そんなこんなで、今日も色々試してみましたよヽ(´▽`)ノ
旧作も交えて…
P4300161.jpg
コレは!!と言うものも在れば、うーんってのも在ったりでw
もちろん自分なりにアレンジして行くのが楽しいのです!!
折角自作するんですから、あれもこれもって手をだして、市販品と同じ音が出ただけで満足していちゃ勿体ないっすよ〜!!

そうそう、最近はBORのクローンがお気に入りだったんですが…
またまた、コレは!!!ってのがありましたよ〜!!!

ローマは1日にしてならずw良いエヘクタは1日にしてならずwww

追記・・・
うしさん早速使ってくれたようです。
posted by シュウ at 20:53| Comment(4) | TrackBack(0) | Ibanez SD-9

2011年04月01日

完成…(仮)

SD-9とりあえず組み込みました。
音が出るか?だけではまだ全然完成にはほど遠いですwww
パーツの互換が在るだけで良い音が出るか?とは別の問題です。
音が出るだけでは中学生の工作と変わりませからね。

小さいトランジスタアンプで鳴らしてOK…なら良いけど、大音量でもテストしてみないと分かりませんし、

Vol、Tone、Distのポットを取り付けて、配線は余裕を持って付けてやると良いんですが,あまり余らせても汚くなっちゃいますから、ケースの表面がわにポットを固定して、位置決めしてやると良いです。

P3290135.jpg
スイッチ類はバイパス仕様ならばどれも殆ど一緒です。慣れましょうw
基板からはINとOUT、Groundを配線すれば良いんですから…

P3310148.jpg
自分の場合…ですが…こんな感じでやります。

P3310147.jpg
基板部のアップです。
トランジスタは、テストして相性の良さそうなのを探すつもりですのでソケットに、海外サイトのレイアウトでしたので、国産トランジスタではなく、海外製の2Nで始まる2N3904や2N5088が指定されてましたが、もしかしたら国産のが良いのかも?と
その場合定番中の定番2SC1815とか…手に入れやすいトランジスタですね。

ダイオードは、1N914(4148)が指定されてましたが、もしかしたらこの辺も再考の余地があるかもしれません。もしかしたらODほどクリップダイオードのキャラクターは出ないかもしれませんが…


大体、海外製トランジスタの並びは…EBCですが、国産は…
図にした方が分かりやすいですね。

簡単に絵を描いてみました。
20110401.gif
足の向きをチョイチョイと弄ればどちらも使えますwww

P3290136.jpg

足を捻って国産2SC1815Yを挿してみました。足が当たってしまわないように絶縁チューブを被せると良いですよ。

ってな感じで…
とりあえず、SD-9、残るはサウンドテストのみでございます。

ちょっと使ってみた所、これは面白いですねぇ…
ディストーションってくくりだけでなく、ODっぽくも使えるし、トーンの位置ではズズズズって感じの恐ろしい位のローレンジも出ますし…トーンを目一杯まで右に回すとジャキジャキに…こ、これは要らないかな(爆)
ディストーションってカテゴリだけに入れるのは勿体ないエヘクタですね。
作ってみて良かったwww
posted by シュウ at 15:30| Comment(4) | TrackBack(0) | Ibanez SD-9

2011年03月24日

基板改正

ありがたい事に、このブログを読んでくだったさくらいさんからのご指摘…

「エフェクタのような低周波で動くものだと、あまり影響はないのかもしれませんが…。浮島がグランドと隣接しているようでしたら、そこはグランドと同一パターンにした方が、ノイズ対策的にもよろしいかと思います。」

なるほど、自分は専門的に習った訳でもないし、ガッコ出ている訳ではないので、すべてが我流、こうして教えてくれる存在はありがたい!!
で…
改正…

手書きでやっていたら気が遠くなるお仕事ですが…イラレでパターンのトレースは済んでいるので、10分程度で完了。
むしろ行程をブログに書く方が大変だったりしてwww

折角だから、ブログに書き記しておこうかと…

まず、トレースしたパターンからグランド処理のレイヤーをつくり、そちらに丸投げ!!(アウトラインは別に作るため)
20110324_001.jpg
ぐるっと左側から外周を回り込んでいるのがそうですね。(青緑に選択されている所)

そして、ラインのバスをアウトライン用に作ったレイヤーにコピー、【アウトラインを作成】でアウトラインを作る。(ピンク色に選択されている所に外周が出来ますね)もとのラインのデータは元のレイヤーに残しておきます。(念のため)
20110324_002.jpg

そして、丸いランドのデータも同じレイヤーにコピー(やはりこちらも元のレイヤーに残しておく)
20110324_003.jpg
パスファインダで、パスを結合して枠線を白に…
コレじゃ分かりずらいのですが…

外枠を黒くしてみましょう。
20110324_004.jpg
こんな感じでグランド以外の部分に白い縁取りが出来ます。線幅を調整してやります。

次にグランド部分の処理。
先程のグランド処理のレイヤーで作業します。
選択すると青緑の部分が出て来ますね。こちらがグランドに繋がれば良い訳で…
20110324_005.jpg

そのままでも良いし、こんな感じでグランドと繋いでやります。
20110324_006.jpg


浮き島部分を修正、ここは白で塗りつぶして行きます。ピンク色の部分が修正した所ですね。
20110324_007.jpg

最終的に修正して、終わり…マークを居れたりw名前を入れても良いでしょう。
20110324_008.jpg
これでも、元ネタの基板に比べたらエッチングで胴箔を溶かす部分はかなり減りますね。

さくらいさんありがとうございました〜ヽ(´▽`)ノ

posted by シュウ at 13:33| Comment(6) | TrackBack(0) | Ibanez SD-9

2011年03月23日

ibanez SD-9 クローンプロジェクト!!

前々から浜田麻里さんのバンドでご活躍中のたまにこのブログに遊びに来てくれるうしさんの足下にあるibanez SD-9が気になっていたんですけど、なかなか製作する機会も無く、いちお資料はGGGで確認済み…
あとは作るだけ…なんですけどねw

それが中々www

ヘビーユーザーのSamにいさんもODよりディストーション!!と鼻息を荒くしてw色々物色中とか…w
Marshallのシュレッドマスターも前に作っては居るのですが、ディストーションって?なんやねん?wと言う疑問も…(え?そこ?w)
ODとの違いは帯域なのかな?例えば、TS9の歪み量を増やした所でディストーションサウンドにはならないです。あくまでODはODのまま、歪み量だけが変わって行く…
ディストーションは…ドンシャリ、ザックンザックンになりますね。(でも、あまり歪ませるとかえって迫力無くなっちゃう)

と言う訳で…
基本情報は…GGGで…
さて、基板を興さないといけないですね。

自分の場合はこちらでも書いているように、イラストレーターで基板を興します。他にも基板作成ツールは試しましたけど、自由度と言う事でイラレは最高ですw
実際、手直しも多く、Rev1だけでなくRev2、Rev3となって例えば、エッチングした時にブリッジしそうな部分をちょっとだけ変えてやることも簡単に出来ます。

GGGの場合、基板パターンがありますので、こちらをフォトショップでJpgにし、テンプレートとして貼付けます。

そうそう、印刷する時に反転しているデータを印刷するので、文字は当然反転します。
つまり、パーツをつける側から透かしてみたイメージでパターンを作って行きます。

20110322_001.jpg
上側のグレーのがテンプレートですね。定規を表示して、実際の大きさと同じ所で合わせて、トレースを始めます。
出来る限り太めのラインで取り回しをしたいので、怪しい部分は引き直します。(実際のテンプレートと違う部分がそうですね)
レイヤーを巧く使って、ドット部分と、ライン部分を分離して…(レイヤー機能ってのは透明のシートのようなものですね。これを重ねると目に見えているように映りますが、編集する時にとても便利なツールです…後述)

すべてのパターンをトレースし終わったら、すべて選択(Macの場合、コマンド+A)してもう一つ同じものを下側(何処でも良いけどw)に作って、実際のプリントパターンを作ります。
アース部分を大きくとったり、隙間を黒いパターンで塗りつぶしたりしてエッチングの際の無駄も省くようにしてます。(やってるのは最近だけどw)

ここでレイヤー機能が便利なんですね。
実際の使い方は企業秘密ですがw頭を使うとすぐ分かりますw
下側の、パターンのライン部分の外枠ができてますね?これは上のパターンでは在りません。
レイヤーに複製してパスのアウトラインを作る…そうすると、パターンの外側の白い部分が線データになるので、これを使って塗りつぶしたくない部分の幅も決定出来るのです。
イラレを実際使って、トレースをしている人なら直ぐピンと来ると思うのですが、使ってない人にはサッパリ分からないでしょうね。
まぁこんな方法もあるって程度に頭に止めておいていただければ良いと…

さて、こちらをサンハヤトさんのパターンシートに印刷して、感光して、エッチング。
文字で書くと簡単ですが、結構ヤバいw薬品を使うし、洗い流すにも大量の水道水が必要ですので、大変な作業ですよね。
感光剤・エッチング剤等は有害物質ですので処理の方法をしっかり学んでしっかり処理して下さいね。放射能までは行きませんが、その辺に垂れ流したりしたら土壌を元に戻すだけで何十年と掛かります。くれぐれもキチンと責任を持って処理できない人は使ってはイケません!!外注に出すなり、製作をあきらめるなりして下さい。

夢の無い話ですが…ココまでやると買った方が安いですよwww
機材を集めて、シコシコハンダづけして…w手間を考えたら大赤字ですw好きでないとやってられませんwww
ある程度本気じゃないとやれませんw

エッチングが終わった状態です。
P3230135_1.jpg
パターンがブリッジしていないか?テスターで計ってチェックします。
ブリッジしている部分はカッター等でグリグリやれば切れますし、繋がってない部分はマジック等で印をつけ、あとで線材などて繋ぎます。

0.8ミリのドリルで穴開け、手動のドリルでやっていたら日が暮れてしまいます(10個パーツがついていたら20個の穴あけが必要ですw10個のパーツじゃ作れるのはファズくらいですか?w実際は抵抗だけで20個・コンデンサが11個・IC・トランジスタ・ダイオードが載ります)のでハンドルーター、小型のボール盤があると便利です。道具も腕のうち。ちゃんとした道具で作ると効率が良くなります。

P3230136.jpg
大分出来て来ました。

ダイオード等は差し換え出来るようにソケットにするのでまだ挿してません。

え?B面も見たい???
P3230137.jpg
恥ずかしいのであまり見せたくないんですが…w

同時進行のお仕事も在りますので、今日はココまで!!
posted by シュウ at 01:52| Comment(4) | TrackBack(0) | Ibanez SD-9