東北関東大震災、被害にあわれた方達、お悔やみを申し上げます。
一週間とちょっと経ちましたが、まだまだ被災と言う感じで、復興って所まで行ってないですね。それだけダメージが大きいと思います。
でも我々は前に進まないとね。10年後、この地震の事を思い出し復興の手応えを感じたいですね。
金曜日は本業の確定申告の為、朝早く申告会の税理士の方に減価償却の計算をしていただいて、提出。これはものの20分程度で済みまして…
千葉市内の病院に行ってました。丁度診察室に入って2.3分して揺れを感じて、ずいぶん長いな…と思ったや否や、ガクンと大きい揺れを感じ…診察室は地下でしたので生きた心地がしませんでした。
揺れが収まってから病院の外に出て、駐車場に向かう途中、ずいぶん風が…と思ったら、これ揺れているんですね。
酔っぱらいの千鳥足のようになって歩けない…不謹慎ですが、笑ってしまいました。建物の外だとこんなに安心感が違う…
しかし、駐車場は良くあるパチンコ屋の立体駐車場のような、鉄骨の上にプレートが載っている【いかにも】な造り…
しかも山の中腹にある為、最上階から地上に降りる連絡通路があるような形なんです。
これはお尻がムズムズする…orz 山のトライアルコースを4WDで走るような感覚…w
運がいいのか?駐車場ジムカーナ並のスピードで駆け下りる時は揺れは収まってましたね。
津波の警報が出て、コレは不味い!!家に電話しても、自分の船の世話人の方に電話しても、繋がらず…
あぁもう津波が到達しているのか?と思いながら、とにかく家に帰る!!
と高速入り口まで来たものの、当然通行止め…
仕方なく、脇道を走り16号へ…しかし、前方に真っ黒な煙が…(Twitterに写真掲載)まだ3時半頃なのにもう日が暮れる寸前のようなそらの色…
余震の度に他の車が挙動不審になって交通量は多くないのに、なかなか車が進まない…
そして、真っ黒い煙が進行方向真横になる頃には、それが何なのか?分かりました。化学工場の辺りでしたから…
爆風で車が揺れる…(余震とはまた違う揺れ方)
君津市内な来る頃には雨が降って暗くなって…カーラジオ・テレビからは宮城沖の津波の映像がひっきりなしに流れ、市原のコンビナート火災の映像も…それでも自分の向かう先がどうなっているのか?情報が全然ない…
家あるのか?w
と思いながら進むが、ふと…信号付いて無いじゃん!!! そう、信号が機能してない…さらに不安…
上総湊付近からは、一般道127号線、山が迫った海岸沿いの道になる。トンネルが多い所だ。自分の住む辺りが陸の孤島と呼ばれる所以である。この道、大型車が一台前に居ると10分到着時間が違うと…2台だと20分、あながち間違っちゃいないので笑えるジョークではないw
台風時には落石、横風がスゴい所、ここを通るのはなぁ…
と、とりあえず情報だ。上総湊署に立寄る。建物は真っ暗…警官も不安そうにしている。
「あの…館山まで帰りたいんですけど…道路が冠水したとかの情報は?」
「いや、こちらも無線から何から使えず、情報が入ってこないので大丈夫とは言えない…」
と…たしかに停電しているので、信号の代わりに警官が手信号で交差点に立ったりしていたのでそれどころじゃないんでしょう。
仕方が無いので山道へ!!海沿いの道で津波にさらわれたらシャレにならない!!海沿いは交通量も多い、慣れてない運転でのろのろ運転されて巻き添えはイヤw
真っ暗な山道は、ダートラをやって某林道で走り込んでいたので慣れっこ!!対向車に4tトラック。プロのドライバーが抜け道しているってことは海岸線は混んでいるか、通行止めか…と色々考えながら、一基だけ信号機が付いている交差点を発見。
ここは電気が来ているのか?と思いながら角地にある商店の前に公衆電話が無いか?探したが…(Twitterで公衆電話は使用可能なところがあるとの情報)信号機の下に発電機…ってことは停電してるんじゃんorz
当然公衆電話も使えず…
仕方が無い、走るしか無いと…町を目指して走る…市内に向かうにつれ明かりのある所が遠くに見える…
あれ?
あれ?ここは停電してないのか!!w
自宅は海の近くなので、実家に…電気ついてるじゃん。
よほど酷い顔をしていたのか?母親がどうしたの?と…どうしたのって地震…あっけらかんと揺れたねぇ!!とwww
さすが自分の母親wちょっとやそっとの事じゃ動じない…ちょっとやそっとの事した自分がいけないんですけどねw
一度、自宅へ戻って発電機やキャンプ用品を持ち出してこようと自宅に戻ろうとするが…交差点で警官が進入禁止の看板とともに立っている。ちかくの踏切はずっと遮断機が下りたまま…「踏切の手前が自宅なんですっ」といいつつ、自宅へ…
あれ?電気ついてるじゃんw停電してないんですよwww
どっちでも良いやwと思ったけどw津波警報が出ていて近所の人達は避難している様子…
仕方が無いので実家へ…
翌日明るくなってから港へ…船…あるじゃんwww港におりる道をまがり建物の隙間から自分の船がある事を確認…
漁師のオッチャン達、作業をしている…傾いた船を治しているみたいだ…近くに寄って行くと「手貸してくれ〜」っていわれ、言われるままに傾いた船を治す作業に…足下見るとゴミがたまってる…昨日ココまで水が来たんだなぁ〜とのんきに言ってるw
お前の船もいい具合に浮いてたぞ〜!!と…w一回水に浮いて…元に戻ったwwwらしいwエラいっ!!www
中には横になってしまった船も…というわけだ。
この震災で、色々な事を考えました。
特に一回目の揺れの時…色々やりたい事が沢山あるけど、ココで死ぬなら仕方ないな…と妙に腹が据わっていたのが自分で可笑しかったです。
悔いの無いように生きたいものです。
本業の方は軒並みイベントは中止、店もそれどころじゃないですもんね。
このまま何もしないと言うのも癪なので時間が出来たのを良い事に色々やって行こうかと…
こんな時になんだよ!!とお叱りの方もいらっしゃると思いますが、今まで書き貯めたモノをアップして行こうかなと…
本題?
VOXタイプのワウ。JenのCry Babyは解析済みですね。
何が違うか?と言うと…インダクター、所要部品の違いなんですけど…
こういう簡単なエヘクタほどパーツの比重は大切になって来るのかと…
しかし、意味も無く高価なパーツを使ったものが良いかと言うと…どうやらそんな事も無い。
Jenのワウでここはこうした方が良いのかもしれないと…そんな感じてやっていた作業も向こうのプロジェクトで作ったのはJenのCLONEですからそう言う余地はなかったんですね。
そもそも、イメージ的にJENはシェンカーの半止めサウンド、ずっと入れっぱなしで使える。等がテーマでしたがVOXはさらに奥が深そうですw
モノホンのクライドマッコイワウを聞く機会がありましたが、こちらはもっとハイに特徴があり。キャウって悲鳴のようになる部分もありました。JENの方では音にした時に細いサウンドの部分にならないようにギアで調整してましたから、その辺の帯域は無視していたのです。
で、今回はVOX V846も当然視野に入れますが、自分の好みの、自分で聞いたVOXイメージと言う感じですかね?
半止めだけではなく、曲中バッキングやフレーズに合わせて可変して行けるようなワウを…と!!
さてさて…
筐体はやはり、何故か?手元にある中身の空っぽのVOX現行品の筐体を…
見た目はやはりカッコいい!!ペダルの部分のメッキが光ってて足下に置いたらカッコいいでしょうねぇ!!


中身…ありませんね。何処へやっちゃったんでしたっけ???
ポットは
ギャレットさんでギャレって購入!!
お世話になります!!
それでは、まず回路図を…

相変わらずwワケ分かりませんねwww
えーと、まず左からインプットな訳ですが、一番最初に68kって抵抗があります。
こちらはトゥルーバイパス施行をするとちょっと大き過ぎる感じです。ここを調整しましょう。(まずテーマ1)
そして、インダクター(500mHと表記)と平行に入っている33K。こちらはインダクターへ送り込む信号量を調整します。シェイプするイメージですかね?
ここを調整する理由は幾つかありますが…
その左側にある4.7μFの電解コン、この部分が時代とともに4μFの無極性電解コンから、4.7μFと変わって行きます。4.7μFってのは近似値ってヤツです。5μFか4μFかと選択肢がありますが、何故か?抵抗やコンデンサには5って数字があまりありません、かわりに4.7μFってのがあります。5μでも良いんですが、そう言う値のコンデンサ0.5でも0.05でも無い事は無いけど、あまりありません。0.5μとかそう言うのは大体0.47μで代替えされたりします。そういう理由から音の違いはこの辺りも関係あるのか?
と…
調整可能にしておけばあとは自分の耳で聴いて良い所に持って行けば良いと…
82k ってのも旧いモノ(V846)では100kとか回路図で確認出来ますが…たぶんヒアリングで近づけて行った結果かと…
したがいまして、ココを調整出来るようにします。(テーマ2)
また、コンデンサ(電解コンは除く)は全部で二種類・2個ずつで合計4つ。
0.22μFと0.01μFです。0.22μFは、旧いモデル(V846)ではMullardのトロピカルフィッシュというモノ、何故か???在るですよ〜!!wwwこの辺はマニアックな方達の文献でも欠かせないアイテムらしいのですが…ビンテージに拘るのでなければもっと良い音のコンデンサがあるかも…とりあえずデフォルトで熱帯魚を入れておきますが…無いからと言って悔んだ所で入手困難品!!いずれ色々なコンデンサと載せ換えてみましょう。(テーマ3)

トロピカルフィッシュとは良く言ったもので…
0.01μFのはオリジナル機ではスチロール製のが載っているようですが、ココはもっと良いのがありそうです!!
ドイツ製のコンデンサや、Mullardトロピカルフィッシュの後継機種もありますので、その辺りも…
色々差し替えられるように基板は色々なピッチのコンデンサが乗せられるようにしましょう。(テーマ4)
で…基板に実装したのがこんな感じです。

以上…まとめてpdfにしました。
vox type layout.pdf追記・トランジスタの足によっては捻ったり、逆さにして刺さないといけないものもあるかもしれません。それぞれのトランジスタのデータシートはご自身で検索して探して下さい。図の左から【E(エミッタ)】【B(ベース)】【C(コレクタ)】です。
(例…MPSA18はこの向きでOKですが、BC109は逆挿しになります、国産トランジスタだと捻らないとダメかな?)基板は
vox type pcb rev2.pdf