Rory自身はアービター製レンジマスターと言うトレブル・ブースター(レンジマスターはダラス製のブライアンメイブースターの元になったと言われているブースターです、これをピートコーニッシュがブライアンメイの為にMODしたと言われてます)を使用してますが【BOOSKER】のBASSモードがこのレンジマスターにクリソツ(TREBLEモードはまさにブライアンメイのダラス製トレブルブースターを意識してます)と言う事で大井氏がライブ機材としてチョイスしていただいてました。
ストラトの低域は実はレスポール等に比べ非常に出ていて、Fender Bassman等のツイード系アンプではブーミーになりすぎるのですが、その是正にレンジマスターを使っていたようです。
ん? フルレンジブースターを使ったらそれこそ低域も飽和してしまうのでは???と思う方もいらっしゃると思いますが、アービター・レンジマスターはトレブルブースターと銘打ってます(笑)しかし、帯域がフルレンジブースターなんですねw(笑)←頭がこんがらがりますね。
ブライアンメイ・ブースターと比べて…ですよw実際は帯域はギターサウンドの美味しい部分に絞ってます。
解説しますと…ストラトでロー域をブーストしてしまうと、実はベースの帯域まで達してしまうんですね。そうするとアンサンブルもクソも在りませんw
巧く整理してブースター独特のエンハンス効果も相まってクリーントーンでは生々しいきらびやかなギターサウンドが出る…とそんな案配です。
BOOSKERでは、このモードを便宜上(ホントに便宜上ですw)BASSモードとしてますが、TREBLEモードはレスポール用、BASSモードはストラトの低域をしゃっきり生々しくしてくれます。まぁ便宜上そうしてますが、どのモードもギターサウンドの美味しい所をイコライジングしているのです。ですから余計なトーンコントロールは敢えて付けておりません。
さて、大井氏の機材ですが…
2013年2月24日の機材を紹介しましょう。VOXの15wアンプヘッドとキャブもVOX製、これに【BOOSKER】のみと言う!!!
演奏はクリーン〜クランチまで全てタッチとギターVolのみと言う…
拡大写真
(こちらはプロとモデルです。意匠が違いますが中身は現行モデルと変わりません)
彼のタッチレスポンスに追従するかのようにドライブする気迫のこもったギターサウンドをお楽しみ下さい。
しかし、スゴい魂が乗り移ったかのような凄まじいギタープレイです。
Walk On Hot Coals / O.E.Gallagher (Rory Gallagher Cover)
Cradle Rock / O.E.Gallagher (Rory Gallagher Cover)
Tatoo'd Lady / O.E.Gallagher (Rory Gallagher Cover)
まだVOXアンプを使う前ですのであくまで参考音源として掲載になりますが…
TEASTを演ってますが、マーシャルでもスゴい!!ギターサウンドが飛んできますねw
ハイ寄りのサウンドはドライヴするんですが、ロー域はあくまで生々しい。これはスゴいw←自分で言うか?w
大井氏との橋渡し約をしていただいた木下秀幸氏の言葉…
「いやぁ、大井さんは凄まじいギター弾きますねぇぇぇ!また、ブースカは完璧に彼のトーンを作り出してます!!」
本当に観ていて息をのむような緊張感のプレイです。
O.E. Gallagher - Catfish (Taste cover)
現在【BOOSKER】の意匠は画像のようになっております。グレーハンマートーン塗装のHammond125-Bケースを採用してます。
