フェンダートーン回路って完成されているんだね…的な会話をした。
あ、コレからするお話は所長の個人的見解と偏見ですからねw
製作記の間にする世間話と思ってくださいw
さて、これは1950年代に発売されたTWEED BASSMANのトーン回路部分のアップ画像…(TWEEDフェンダーの時代考察は勉強不足で詳しくないので、幾つか誤りが有るかもしれませんが…)これをフェンダー社は特許を取っている。
ので…US国内ではフェンダー以外のメーカーはこれを使う事が出来ないんですね。
エゲレスではマーシャルやVOXがしゃらくせぇと言ったか言わないか…どうどうとコピってますねw(JCも同様の回路を使ってます)
特許の切れた現在では(US特許の権利消滅年数も知らんけど…汗)他メーカーも使ってますけどね。それだけ完成された回路をフェンダーは当時(1950年代)に完成させていたのですから、レオフェンダーっておじちゃんは凄いですねぇ!!

赤丸部分はMIDコントロールの定数、3TONE回路を搭載した上位機種TWINはココを10KΩの可変抵抗にしてます。
ツインの場合ですが、ちょっと現代風とは違うミッドコントロールですのでもし使うならば…10で使うようにすると良いかもしれませんね。
ベースマンもMODするとまた違うニュアンスで使えるかもませんね。
ま、これよりハイゲインなマーシャルは定数を換えたりしてますね。それは美味しい所にアレンジされてますけどね。
これが実に音楽的で、きらびやかなギターらしいサウンドメイクに向いているんですね。
それより前はどんな回路が使われていたか…と言いますと…
これですw今回製作中の5E5Aのトーン回路ですが…
業務用音響機器に使われたりしている回路です。
(トーン回路図が間違っていたため挿し換えました/2010.2.24)

時代考察からすると…この時代の音楽供給ってのはラジオや映画ですね。旧いTweed期のアンプのコントロールパネルをみるとMIC INとかのジャック端子が有ったりします。
ギター突っ込んで、マイク突っ込んで…w
今時の子が見たらPAもギターも一緒かよっ!!と突っ込み入れる所でしょうw
そう言う時代だったんでしょうwww
あ、イギリスのオレンジアンプなんかはどうもコレと同じような回路です。
上側の回路だと、トレブル・バスを0にした状態が、下側のトーン回路と同じようなサウンドになると思います。
ビートルズの初期のサウンドのような…そんな感じだと思うデス。
ですのでツイード期のBASS MAN TWINの登場は歴史的に見ても大きな変革だったと想像出来ます。
現代まで通用するこのトーンシステムを構築したレオ・フェンダーって凄い!!と思うデス。
思いつく事からつらつらと書きなぐってますが…w上手くまとまったのでしょうか?w
さーってと、飯食いますw
2010.2.24追記
マーシャル JTM45はベースマンのコピーと言われていますが、トーン回路の定数がちょっと違うんですね。
参考までに比べてみると面白いかもしれませんね。

さらにこれの進化型である1959(JTM100w)(1970年代)だと、こうなります。
パーツの変更は…一箇所だけです。250pFと500pFとの違いだけです。
Samちゃんがいっている通りですねwww
それだけ完成されたギター用トーン回路って事なんですね。
もちろんそれだけでサウンドメイクするわけではありませんのでパワー管の違い・・・なども当然サウンド変化と捉えられるのでしょう。

古いアンプには、ギター、ベース、マイクって3つくらいインプットがあったりしますよね。
今だと笑っちゃうんですけど、ホント、当時はそういう時代だったんでしょう。
だって、それに後ドラム持ち込めば、簡単にパーティーバンドくらいは学生でも自力で出来そうですもんね。
(^ ^
アタシゃ回路図も定数変えるとどうなるかも全然分かりませんけど、こういう話ってワクワクしますねぇ〜。
そうそう、アタシが持ってるJMP 2203と世間で人気のJCM800 2203じゃ、それこそ2、3カ所定数変えてるだけなんですよね。
たったそれだけの事で、あんなに歪み量と「時代感」まで変えられちゃう。
ん〜、深い。(^o^
トーン回路は…簡単に言うと、コンデンサの後どこに行くか…で大体決まりますね。アースに落とすってのと、拾い上げていくの二種類ですよん。
それにしてもフェンダーアンプ、凄いですw
ラインナップに無駄が無いwww
ビンテージモノって事で入手不可能とおもうとそれまでですが…作れるとなると…w
アレも欲しいコレも欲しいになってしまいますw
ツイン・ベースマンはあえて外してw
古くさいこの機種を作ってみようって思ったのも、この辺りの違いがどう出るのか…それも楽しみだったりしてw
例えば近代的なトーン回路を持つモノでしたらわざわざ作らなくても買えてしまう訳で…w
オリジナルに拘らなければトーン回路はこちらのを使っても良い訳ですしね。
時代考察はホントイメージしているだけで楽しいですね。
ワクワクしますねぇ〜。たまらんです。(^o^
>時代考察はホントイメージしているだけで楽しいですね。
ですねぇ〜。(^ ^
だし、いわゆる「歴史」知ってないと、どうしてこうなったかってのが分からないし、それ分かってないと変な使い方して勿体ない事になっちゃいますからねぇ。
勿体ない事になっちゃうくらいなら、潔く現行物かモデリング使っときゃ良いんですから。
ん?( ̄▽ ̄;)
時代考察だけでも酒が飲めますねぇ〜。(^o^;;;
15インチスピーカーというのが主な選択の動機かと
思っておりました。
でも、Fenderが確立したトーン回路、本当に理解すればするほどたいしたものだと思います。
いま5F1→AA764のプリアンプが切り替えできるChampを作ろうかなと妄想中です。ww
ですねw今は知りたいことがアレばネットで幾らでも調べることが出来ますし、英語サイトでも落ち着いてゆっくり読めばなんとか意味くらいは通じますw
(YOUTUBEの今時英語はさっぱりですがw)
アメリカの1950年代って、デザインにしろ工業製品にしろエポックメイキングな出来事がいっぱいだったんですね。コカコーラやラッキーストライクレイモンドロウイなどのデザインも50年代ですからね。これらも現代まで愛されてますよね。
あ、もちのロン!!15インチSPも動機のひとつですが・・・
6V6でなく6L6仕様、トーン回路、SPと結構キモになる部分を集合体にしたようなスペックかも…w
レオフェンダーさんって凄いですよね。
ボルト止めのギターを作っちゃったりwさらにそれを鳴らすためのアンプを作っちゃったり…
半世紀経って、我々がそれを普通に使用しているんですから凄い!!としか言いようが無いです。
シングル構成のアンプ、贅沢ですよねw
マーシャルをフルアップで鳴らす快感をあの大きさで味わえるんですから…
チャンプの配線も見れば見るほどセオリー通りではないのにこれで良いんだ…的な魅力がありますw
だって定数違うだけなんでしょ?
それで、JTMとメタルパネルの音の違いになる訳ですから。
まぁ、この2つにはパワー管の種類が違うっていう決定的な差異があるんで、「定数の違いでそこまで変わるかぁ?」って半信半疑な部分はありました。
でも、81年JMP 2203と82年JCM800 2203じゃ定数が数カ所違ってるだけで基板まで同じなのに、全然音が違いますからねぇ。
で、81年JMP 2203を持ってるアタシは、JCM800 2203の音が好き。
(^o^;;; 汗々
今度、違ってる部分を改造しちゃうもんねぇ〜。
\(^o^)/
余談:
Sozoマスタード、レプリカでも何でもないっす。全然良くないんだものぉ〜。┐(´ー`)┌
定数違いの所以外は、元の基板に載ってるボックス型のコンデンサに全取っ替えしちゃうもんねぇ〜。
(^m^
もちろん複合的な要素が絡んでサウンドの違いってのが出るんでしょう。
真空管が違えば動作点も変わって来る訳ですしね。
シンプルな回路ですからパーツの特色も出やすいんでしょうね。
たかだか4つ5つのパーツ換えるだけでこんなにも違うって事ですよね。
逆にオリジナルに拘る必要もなくw
ドンドン使いやすいようにMODしちゃえ〜みたいなねw
Sozoだめですかぁ…
コンデンサーに関しては容量抜けとか誤差等、色々な要素が有りすぎて何処を基準にするか大変難しい所です。
となると次のM…ゴニョゴニョ…wwwはどうすっかなぁ…
全部あれだと、アメリカ人好みの「モッサリ」系っすよ。
BadCat 2-Toneのミッドからローにかけてのあの感じみたいな…
┐(´ー`)┌
あ〜アレ苦手なんですよね〜orz
2-tone、アレから箱に入れっぱなしだ(爆)